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血液内科の研修

研修目標と概要

 当科では、急性白血病や悪性リンパ腫、多発性骨髄腫等の血液悪性疾患、再生不良性貧血や免疫原性血小板減少性紫斑病といった難治性血液疾患の診断並びに治療を行っています。DSC_0009.jpg
 血液内科を取り巻く状況は厳しく、現行の医師臨床研修制度の影響等により、血液内科を志す若手医師は減少し、また血液内科医が大都市部へ偏在する傾向が定着しつつあります。数年前の学会シンポジウムで、とある重鎮の先生が『血液内科医はいわば絶滅危惧種、レッドデータブックに載りそうである』と、なかば冗談めかしながら危機感を表現されたことを思い出します。 五市二町、人口約50万人を抱える志太榛原地域においても事情は同様で、現在血液疾患で入院可能な施設は当地域に当院しかありません。
 血液疾患診療においては、悪性疾患に対する化学療法を駆使すると同時に、適切な感染予防を含めた患者さんの全身管理を必要とします。一方では長期化する診療の中で、患者さん本人はもとよりご家族への配慮、メディカルスタッフとの連携、そして緩和ケアなど、現代の医療において必須とされる所謂全人的対応を、随分以前から実践してきています。もちろん、他診療科との円滑な連携をとることも重要です。まさに主治医としてトータルにかかわる経験ができると考えます。当科では、そのような診療経験を積みたいと考える研修医諸子を歓迎いたします。当科での経験により血液内科を志す方がでてきてくれるなら大きな喜びですが、たとえそうでなくとも、初期研修のうちに血液疾患診療の経験を持つことは、その後のキャリアにおいて必ず役立つものと確信しています。
 現在、専任医師は一名ながら、腎臓内科や循環器内科等、院内からの支援を受け、血液診療経験を有する医師による入院診療を行い、自家移植を含む標準的診療を継続しています。病状により同種造血幹細胞移植を必要とする場合は、静岡県立総合病院などの県内移植施設と連携しています。


研修内容

・血液疾患における骨髄検査の習得
・骨髄像の見方・血液疾患の診断
・造血器腫瘍に対する安全で最適な抗がん化学療法の実践
・中心静脈穿刺・腰椎穿刺・胸水穿刺など技術習得
・緩和ケアの実践
・膠原病の診断・治療

定期カンファレンス

1)金(17:30-)新患カンファレンス
2)隔週水(17:00-)検鏡カンファレンス