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エコー研修

内科研修6ヶ月間に週各1回心エコー、腹部エコー研修を必須で行います。指導医による直接指導のもと、患者さんに実際に自分でプローべをあてて検査を行います。日中の救急チームや当直などでさらに多くの経験を積み、診断に活かしていきます。

研修医より

echo1.jpg 島田市民病院初期研修の特徴の一つに、腹部エコー・心エコー実習があります。
 これは内科初期研修中に、腹部エコー・心エコーをそれぞれ週1回ずつ技師の方々に指導してもらって、実際に患者さんに検査を行わせて頂くというものです。スタッフの方はみんなとても親切で、基本的な操作方法から実践に役立つポイントまで丁寧に教えてくれます。
 その他の病院の同期と話す機会があり、病院によっては数時間のエコー講義を実施するのみで後は独学であったり、エコーは技師さんが行い医師はレポートを参考にするのみであったりするようです。その点島田市民病院ではある程度の期間継続して指導を受けることが出来るので技術の定着がはかれるし、大まかな見るべきポイントや操作方法が分かってくるので病棟や救急外来でも積極的にエコーを当ててみようと思えるようになれます。
echo2.jpg▲患者さんにエコー検査を施行  エコーは低侵襲で病棟や外来でもすぐに施行できる検査なので、自分で積極的に施行することができるのは、今後の医師人生で決して無駄にはならないと思います。
 また僕は循環器内科を志望しているので現在も時々担当患者さんを生理検査室で技師さんアドバイスを頂きながら検査しています。今は弁口面積の計算方法や冠動脈血流の計測方法なども少しずつ教えていただいています。
 このように、救急などで見るべきroutineの検査項目の習得はもちろんですが、希望があればそれに応じて更に深い知識も教えてもらえるので、興味のある方はぜひ見学に来てください。

循環器内科 児玉圭太

臨床検査技師より

 平成15年から医師臨床研修制度が導入され、新人医師の診療能力向上の一環としてエコー研修が始まりました。昭和55年に検査技師となった私はエコー検査を「門前の小僧習わぬ経を読む」といった具合で、医師や先輩の手伝いをしながら見よう見まねで覚え、手取り足取り教わったわけでなかったので、「エコーは職人技だ」といった自負がありました。しかし、担当となって新人とはいえ医学知識を兼ね備えた医師に教えるとなると具体的で科学的な説明が必要で、自分が無知だと思いしらされました。振り返ってみれば、あっという間に9年が過ぎ、講義するというよりは技を伝えることで経過しました。トントン拍子に器用に上達する医師もいれば、不器用で何回やっても少し間が空くと振り出しに戻る医師もいて、「すご六ゲーム」を見ているようでした。そういえば、「心尖部断面の描出はできるだけ脇・外側から心尖拍動に向かって描出して!」などと言ったら、心尖部まで手が届かないからと「失礼します」と患者さんを跨いで検査を始めた○○先生元気かな?優しく奇抜な発想でいつも楽しませてくれました。
 研修の目標は救急の現場でエコーが取れるようになること、「画像の描出は自転車やスキーと同じで、一度コツをつかめば間があいてもスッスッとできるらぁ。但しコツをつかむまでちょっと頑張って」、「計測値よりまずは見た目が大切だぜぇ、だから正常例を目に焼き付けて・・・」、「心エコーでの心タンポナーデの見方は・・・」、「雑音によって、見えているものが実在しなかったり、見てないものが実在するので注意して」などと方言交じりに伝えてきました。
 島田市民病院は医師不足であり、巣立った医師の皆さんが大きくなって帰ってきてくれるのを待ちながら今日もエコー検査に励んでいます。

臨床検査室 曽根利久