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管理者と話爽快(はなそうかい)

事業管理者や院長など病院幹部が地域へお伺いします。

 島田市民病院では、市民の病院への期待や要望などをお伺いするとともに、病院の現状について市民に知っていただく機会として、『管理者と話爽快(はなそうかい)』と題し、事業管理者や院長など病院幹部と市民との交流会を実施しています。
 病院幹部が皆さんの地域へお伺いします。ご希望の場合は、下記「実施要領」をご覧のうえ、グループでお申し込みください。

市立島田市民病院「管理者と市民との交流会」実施要領

1.趣旨
 市立島田市民病院(以下「病院」と略します。)の事業管理者、院長及び幹部職員(副院長・看護部長・事務部長など)と市民との意見交換を通じ、病院への期待、要望等を把握するとともに、病院経営の現状について市民の理解を深め、病院と市民が協働する意識の醸成を図り、もって、病院と市民が連携する活動を促進し、地域医療の発展・充実に寄与することを目的とします。

2.開催方法
 申込みは、概ね10人~30人の団体でお願いします。
 団体の指定する会場で開催します。
 開催日時は、平日の夜間(概ね午後7時~8時30分)で、団体と病院で調整して決定します。

3.開催内容
 病院から地域医療及び病院運営の現状を説明します。団体からご要望やご意見があれば、会場でうかがいます。
 なお、希望するテーマがあれば、申込みの際にお伝えください。(テーマによってはご希望に応じられない場合があります。)
 病院出席者は、事業管理者を基本とし、必要に応じ院長や幹部職員が出席します。

4.申込方法
 所定の開催申込書(島田市公式サイト「ふれあいしまだ塾」のページからダウンロードできます。)に必要事項を記入のうえ、開催希望日の少なくとも1か月前までに市立島田市民病院事務部経営企画課へ提出してください。
 なお、開催申込書の提出方法は、持参、郵送、FAX、インターネットメールのいずれかでお願いします。(電話による申込みは受付しません。)

郵送あて先
〒427-8502 島田市野田1200番地の5
市立島田市民病院 経営企画課 管理者と話爽快担当

FAX番号 0547-36-9155

島田市公式サイト「ふれあいしまだ塾」のページは、こちらをご覧ください

5.会場手配
 会場は、開催希望団体で手配してください。会場費等の費用負担については、開催希望団体において負担をお願いします。

6.庶務
 「管理者と市民との交流会」の庶務は事務部経営企画課が担当します。分からないことがありましたら、経営企画課にお問い合わせください。

問合せ先 0547-35-2111(内線2257)

7.開催記録の公表
 開催後、交流会の要約記事を病院Webサイトで公表します。

◆2011(平成23)年6月29日(水)午後7時~ ばらの丘コミュニティセンター(ばらの丘一丁目町内会)

日時:平成23年6月29日(水)午後7時~9時
場所:ばらの丘コミュニティセンター
相手方:ばらの丘一丁目町内会 30名
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<説明要旨>
●市民病院の状況
・昨年度の市から病院への繰出金は、10億円程度で、病院の総費用のうち7.7%程度に過ぎない。残りの92.3%は、病院の職員が稼いでいる。
・医業収益を増やし、医業費用を削減して、経営改善に努めてきた。
・費用の中では人件費の比率が高い。特に公立病院は民間病院に比べ人件費が高い。
・当院は1999(平成11)年度までは黒字だったが、その後赤字が続いてきた。累積赤字は2009(平成21)年度末で約47.7億円。2010(平成22)年度は黒字の見込みである。
・運転資金である余裕資金が一時は約40億円あったが、2006(平成18)~2008(平成20)年10億円程度まで減り、金融機関からの一時借入れが必要なこともあった。2009(平成21)年から借り入れ不要となった。
・電子カルテを導入した2004(平成16)年から億単位の維持費がかかり、赤字が増えた。
・委託費は10年前の6億円から10億円弱に増加した。しかし、職員の数や人件費が減っていない。職員の意識改革を促して、委託費を見直し、減少傾向にある。
・周辺の公立病院は、経営悪化に伴い市からの繰入金が増えている。島田市から当院への繰入金は、他市と比べて少ない10億円前後で推移している。志太榛原の4病院に対する各市からの繰入金を合計すると、最近6年間で352億円になる。

●医師不足について
①医師は少なく、かつ、偏在している。
・医師不足と報じられているが、実態は病院勤務医の不足。
・28年前、厚生省官僚の「医療費亡国論」を基に医師増加に抑制がかかった。
・その結果、日本の人口当りの医師数はOECD諸国平均の3分の2と少ない。
・「都道府県の人口/都道府県にある医大・医学部の数」が低い都道府県ほど、人口当りの医師数が多い。同じ、都道府県内であっても、都市間の差もある。
・女性医師の割合が増加したが、30代で出産・育児を契機に病院勤務を中断する女性医師が少なくない。

②病院医療における医師の負担増→勤務医から開業医への転身増加。
・昔は自宅で亡くなる人が多かったが、35年前に逆転し、8割以上が病院で亡くなる。患者の高齢化も進み、また救急搬送も増大しており、医師はますます忙しい状態。
・過酷な勤務の上、以前に比べ、説明等の時間もかかり、訴訟も増え、疲れ果ててしまった。このため、勤務医から開業医(当直がなく、収入も勤務医より多い)への転身が増加している。

③環境の問題
・都会に比べ、教育・施設・交通環境の劣る地方に医師は来たがらない傾向にある。
・子どもが小学校高学年になると、中高一貫校のある都会での教育を希望する医師、特にその妻が少なくない。
・市民病院の医師の75%は県外出身者で、市内出身者は1→0人になった。彼らは大事にされていないと感じると、この地域から去っていく。

●新病院建設について
・現在の敷地内での建設を検討してきたが、地盤が悪いため、地盤基礎工事に多額の費用が発生する。また、榛原病院がどの程度回復していくかがまだ見えてこないため、病床数を確定できず、今は計画を中断している。
・市長が中心市街地への建設を表明している。想定している敷地だけでは狭いので、さらに東側へ用地を取得する必要があるだろう。
・ 建設時に医療機器を購入しなければならないが、6年間で償還する必要があり、負担が集中する。病院の手持ち資金も少ないので、市財政がどこまで支援できるかということが問題になる。

●病院からのお願い
・医療には限界があり、過剰な要求は控えていただきたい。
・地域に病院があることはかけがえのない財産と思ってほしい。
・医師が疲れきって去ることがないよう、少しでいいので感謝の気持ちを持っていただけるとありがたい。

<質問・要望等への回答>
・紹介状がないと受診できないと断られたことがあったが。
⇒いくつかの診療科では医師が手術や入院患者さんの診療に集中するため、紹介状のある方のみ受け付けている。ご理解とご協力をお願いします。

◆2010(平成22)年9月30日(木)午後7時30分~ 歩歩路(島田まちづくり倶楽部)

日時:平成22年9月30日(木)午後7時30分~
場所:島田市地域交流センター(歩歩路)
相手方:島田まちづくり倶楽部 20名
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<説明要旨>
●島田市民病院のあり方
・2006年(平成18年)10月に「島田市民病院のあり方等を考える懇話会」が「島田市民病院のあり方等に関する報告書」を取りまとめた。
・救急医療、精神科、感染症、結核など公立病院でなければ担えない医療を提供することとされた→救急医療は十分に務めを果している。精神科の医師を確保するのは相当大変。
・近隣病院との明確な違いを打ち出すこととされた→違いを打ち出すのは困難。
・病病連携・病診連携を推進することとされた→開業医からの紹介件数は年間1万件を超えている。病診連携は十分に進んでいる。
・経営形態については、経営の自主性、迅速性が確保される「地方公営企業法の全部適用」への移行を目指し具体的な検討を進める必要があるとされた→平成23年4月からの全部適用を目指し、作業を進めている。

●新病院建設
・新病院建設計画の策定は、一旦休止している。
・平成18年の「新しい病院づくり検討委員会」の答申では一般病床350床、全体で450床程度となっている。しかし、地域の医療情勢が流動的で、現段階では病床数を確定することが難しい。
・ 建設時に医療機器を購入しなければならないが、償還が5年で負担が集中する
・一番の問題は病院の手持ち資金が少ないこと。市財政がどこまで支援できるかという問題になる。

<質問・要望等への回答>
・紹介状をもらって県立がんセンターを受診することがある。送迎が大変なので送迎を行うNPOなどがあれば便利と思うがどうか。
⇒送迎を行うサービスがあれば有効な取組だと思う。

・がん治療をがんセンターに集約したらどうか。
⇒がんセンターに通っている患者さんの容態が急変して当院を受診することもある。がんセンターは設備と人材がそろっているが通うのが大変である。市民病院で対応可能な治療であれば、当院を受診してもらうことで負担軽減になると思う。

・ヘリポートの設置が進んでいないと聞いている。新病院を中心市街地にという議論もあると聞く。病院にとって必要な施設なのか。
⇒災害時に橋や道路が通行不能になる可能性が高く、ヘリ搬送は住民にとって必要である。新病院の場合ヘリポートを屋上に設置することも可能だが、エレベーターが使用不能となった場合に搬送が困難になる。地上に設置するのが最良だが、一部の住民の理解が得られていない状況である。

・専門知識を持った職員の育成が必要なのでは。
⇒事務職員は、市役所との人事異動で数年で交代してしまう。地方公営企業法を全部適用すれば、病院専属の職員を採用することが可能となる。病院専属の職員を計画的に採用し、専門知識を持った職員を育成していくことを考えている。

・医師不足が問題となっているが、医学部への入学の難しさにも問題があるのでは。
⇒本人が希望していなくても、進路指導で学業成績を基準に医学部進学を勧めることがある。米国では一般の学部を卒業した後に、医師を志す者が医学部に入学している。医師になりたいという強い動機をもった者が集まるような選抜方法が望ましいと思う。

◆2010(平成22)年3月17日(水)午後7時~ 横井公会堂(横井女性の会)

日時:平成22年3月17日(水)午後7時~
場所:横井公会堂
相手方:横井女性の会 45名

DSC09972.JPG<説明要旨>
●市民病院の経営状況
●医師不足について
●病診連携
・病院への受診経路は①診療所からの紹介②救急車搬送③自己来院
・病院と診療所は必要に応じて患者を紹介し合う。これを病診連携と呼ぶ。
・病院への紹介患者数は毎年伸びている。
●島田市地域医療を支援する会
・島田市地域医療を支援する会が発足し、「コンビニ受診をやめよう。」などの呼びかけをしてくれている。兵庫県の「柏原(かいばら)病院小児科を守る会」が言っているが「コンビニ受診をやめよう」というのは無理して我慢することではなく、軽症にもかかわらず、自己都合で夜間救急を受診することを控えること。症状に応じて病院とかかりつけ医を使い分け、本当に必要な人が必要な時に受診できるよう病院の負担を減らすこと。
●新病院建設
・新病院を担う中堅、若手職員を中心に計画を進めている。
・計画では一般病床350床、全体で450床程度となっている。しかし、地域の医療情勢が流動的で、現段階では病床数を確定することが難しい。
・ 建設時に医療機器を購入しなければならないが、償還が5年で負担が集中する
・一番の問題は病院の手持ち資金が少ないこと。市財政がどこまで支援できるかという問題になる。

<質問・要望等への回答>
・榛原方面からの患者数について
⇒3月から指定管理者として徳洲会が運営を始めた。救急車搬送は減ったが、入院患者は減っていない。

・7対1看護体制の維持ついて
⇒救急は断っていない。病状が安定している予定入院の方に少し待ってもらう、長期入院者の退院を促す等の対応をしている。

・医師不足の診療科
⇒4月に消化器の医師が2名に減る。外科への影響が大きい。非常勤医に内視鏡の応援に来てもらっており、これが更に増える予定。

・医局とのパイプ
⇒当院は歴史的には京大系。しかし、遠隔の島田への派遣が難しくなってきている。地元出身の医師を確保することが課題。

・職員の対応
⇒対応が悪いと投書される職員がいる。頭の痛い問題。

*島田市地域医療を支援する会からのお願い
・「コンビニ受診をやめよう」「かかりつけ医を持とう」「医師・看護師等に感謝の気持ちを持とう」と市民に呼びかけをしている。
・学習会、冊子発行等啓発活動を実施している。
・会費による自主的市民団体。
・是非、参加をお願いしたい。年会費1,000円。

院長と話爽快アンケート結果
*数は未回答もあり全体数と一致しない。
H22.3.17 横井女性の会  45名 (発足第1回活動)
アンケート回答者31名(男 13名  女 15名  性別未記入者 3名)
年齢回答者28名 平均年齢 66.3歳(最少42歳 最長80歳) 
男66.9歳(最少54歳 最長79歳) 女65.8歳(最少42歳 最長80歳)

1.話の内容について
①よくわかった   22名  
 ・データを示した説明は良かった。
②わからなかった   0名

2.病院改革プランについて(広報5月1日号掲載)
①知っている    16名 
 ・総合病院としての機能が充分発揮できるものとする。
②知らない     13名

3.新病院建設について
①建設すべき     8名 
 ・常に最先端の医療を期待する。
 ・地域医療には中心になる建物が必要。
 ・新病院を建設し、旧病院は長期療養病院として利用する。
②建設すべきでない  7名
 ・市民に負担がかかる。
 ・高度な機械や医師確保が先。
 ・財政が厳しい時になぜ建てるのか。
 ・現病院をリニュ-アルできないか。
 ・2年後の検討。
 ・負債を抱えて建設すべきでない。
 ・現状でよい。
③わからない    13名
 ・新病院建設の必要性が知りたかった。
 ・赤字が増えるようであればやめるべき。

4.ご意見ご要望をお聞かせください。
 ・院長の説明が聞けてよかった。現状の厳しさを感じ、市民としてどのように関っていったらよいか考えてみたいと思いました。
 ・医師の不足が問題。利益が上がるには医師が増えないとダメ。
 ・開業医との病診連携は検査がないので不安。
 ・6年前に子供が脳炎になり、かかりつけ医を受診し、市民病院へ紹介状を書いてもらい、行って即入院となり、障害が残り、今も通院している。当時主治医の先生が辞めてしまったので、当時のことを知っている先生が一人しか残っていません。その先生も辞めてしまうととても不安です。小児科の先生もコロコロと変わっているのでいつまでもいてくれることを望みます。
 ・院長には忙しいところありがとうございました。我々も小さなことでも一つ一つ協力できればと思っています。病院のみなさまの努力に感謝します。
 ・一日がかりの通院はなしにしてほしい。
 ・在宅医療の必要性、病院が大変なことがよくわかりました。
 ・今まで院長との懇談がなかったのでうれしく思いました。

◆2010(平成22)年2月19日(金)午後7時~ 初倉西部ふれあいセンター(湯日女性の会)

日時:平成22年2月19日(金)午後7時~
場所:初倉西部ふれあいセンター
相手方:湯日女性の会 30名

<説明要旨>
●市民病院の経営状況
●医師不足について
●病診連携
●病院からのお願い
(既に病院Webサイトに掲載されている内容)
 最後に、(兵庫)県立柏原(かいばら)病院の小児科を守る会の活動とその3つのスローガン(コンビニ受診を控えよう、かかりつけ医を持とう、医師に感謝の気持ちを伝えよう)を紹介した。
 また、小児が病気になったときなどに質問できるよう、若い母親の相談相手になることをお願いした。

<質問・要望等への回答>
・駐車場が混雑
⇒平日午前中に係員をつけている。患者以外が使用している実態もある。ゲートを付けて有料化も検討している。

・職員の対応を改善してほしい。
⇒投書箱の設置、研修等職員対応の向上に努めており、今後も継続する。

・紹介状がないと料金が高い。
⇒病院と診療所の機能分担を図る観点から特定初診料が導入された。そのため、紹介状がないと加算される。

・直ぐに退院を促される。
⇒DPCという定額の診療報酬請求制度が導入されている。入院日数が長くなると不利なため、クリニカルパスという予定表に沿って診療し、以前より短い入院にしている。

・救急受診時の請求が高い
⇒コンビニ受診を抑制するため、軽症の方には時間外加算を自己負担していただいている。そのため、高くなる。志太榛原救急医療体制協議会で決定され、4病院足並みを揃えて導入した。ちなみに救急車で搬送された方では半数が入院するが、自己来院者で入院するのは約1割。自己来院者は深夜~明け方には少ない。

・予約がとりにくい。待ち時間が長い。
⇒少ない医師数で初診を見ながら再診も診ている。医師が増員できないと難しい。

・パソコンばかり見ている医師がいる。
⇒電子カルテになり、パソコンに入力する必要がある。入力ミスをすると患者に危険を及ぼしかねないので慎重に確認している。

・開業する医師は県外にいくのか。
⇒通常は、勤務していた病院がある地域で開業する。

・藤枝市立病院は患者の意見を全部掲示しているが。
⇒当院でも、全部掲示するようにする。

院長と話爽快アンケート結果
*数は未回答もあり全体数と一致しない。
H22.2.19 湯日女性の会  30名
アンケート回答者26名
年齢回答者19名 平均年齢 54.8歳(最少34歳 最長69歳) 

1.話の内容について
①よくわかった   26名
②わからなかった   0名

2.病院改革プランについて(広報5月1日号掲載)
①知っている     6名
②知らない     17名

3.新病院建設について
①建設すべき     1名 
 ・駐車場が足りないのでもっと広いところに建設した方が良い。
 ・誰でも気軽に行ける病院がほしい。
 ・医師、看護師、ベッド数がもっと足りなくなるので新病院が必要。
②建設すべきでない  8名
 ・新設はお金がかかる。
 ・これ以上借金を増やさないでもらいたい。
 ・もっと赤字が増える。
 ・病院の現状を知り、新病院建設には不安を感じる。
 ・医師の確保が先。
 ・第2の榛原病院になりかねない。
③わからない    15名

4.ご意見ご要望をお聞かせください。
・院長の話はとてもわかりやすい。

・急病で受診し時間がかかり苦しい思いをし、後で「救急車で行かないとダメだよ」と言われたこともありましたが、院長の話で病院の事情がよくわかった。もっとたくさんの人に聞いてもらいたい。難しいとは思いますが急病の時はなるべくスムースな対応をお願いしたい。

・人命に関わる仕事に高い志を忘れず誠意を持って患者にあたってほしい。私たちも感謝を忘れず、気持ちをしっかり伝えて診てもらうようにしたい。

・電子カルテは以前はなくてもやれたのだからやめられる。看護師の職を離れて4年の間に電子カルテになってしまい、再就職に抵抗がある。子育てにひと段落着いたときに戻れる環境を作ることが大事。

・委託事業費を下げる工夫をしてほしい。

・母が数年前に夜間入院し、翌日脳外科で手術をしていただきました。当直医の先生は翌日も外来勤務、午後は手術をし、夜もずっとついていてくれました。いつ寝るんだろうと思いました。大変なお仕事だということがわかりました。市民一人一人ができることを協力していきたいと思います。

・60~80歳くらいの方たちも先生の話を聞いた方が良いと思う。

・聞いた話だが、知人の御主人が車に引かれ、フロンとガラスが割れるほどだったが、医者は打撲だろうとレントゲンも撮らず痛み止めだけで帰された。翌日動けなくなり、救急車で行ったら肋骨3本と足が折れていたそうだ。大変なのはわかるが・・・。病気も怪我もできない時代になったんですね。

・病院の実情をはじめて知りました。院長が経営と今後を熱く分析して、お疲れのところを資料をつくり、話をしてくださり、本当にありがとうございました。院長を身近に感じました。病院を大切に守っていきたいと感じました。コンビニ受診をやめる。総合病院が地元にあることを感謝する。医師、看護師に感謝する。国の法律改正を求めたり、税金を何に使うかを見ていくことも必要と思いました。

・子供を守ろう。医師を守ろうということに共感します。医療問題は医師と市民だけでは難しいので、行政などの大きな力で国の制度を改善していってほしいと感じます。

・勤務医が開業医に転じる傾向とのこと。医師数そのものは減っていないとのことですが、どこに偏るのでしょうか。病診連携が大切だと実感しました。

・子供を安心して生める地域にしてほしい。子育て支援というがその前段階ができていない。

・若いお母さんたちに病院へのかかり方についてお話くださる機会があると良いと思いました。嫁がいますので、子育てのよき相談相手になり、助けようと思います。

・昨年、娘が静岡の病院に紹介状をいただき入院しました。亡くなりましたが、先生の親切、対応に頭が下がりました。3月に病院を去ると聞きました。とても残念です。このような先生に残ってほしいです。

・誰しも具合の悪いときは意に沿わないことがあると感謝を忘れてしまいます。母の最後の言葉を聞いて、先生方に感謝の気持ちを持ち、ありがとうの心で診ていただくことが本当に大切だと思いました。

◆2009(平成21)年12月7日(月)午後7時~ 幸町公会堂(第4地区福祉の会)

日時:平成21年12月7日(月)午後7時~8時50分
場所:幸町公会堂
相手方:第4地区福祉の会 21名

<質疑応答要旨>
hanasoukai-daiyonfukusinokai01.jpg◆市民病院の精神科再開はできないか?
現在、市内には約1000人の統合失調症患者がいる。市民病院の精神科休止に伴い、榛原総合病院や菊川市立病院へ転院したが、やはり地元に入院治療ができる精神科がないと不安であり、本人や家族には負担である。医療相談員の支援や入院治療等精神科の再開を望む。
(回答)精神科の休止状態が続き市民の皆様にはご迷惑をお掛けし、申し訳ありません。現在、当院には入院中の患者さんを対象に診察する精神科の非常勤医師が1名いるのみです。精神科病棟が再開できるよう、大学に医師派遣をお願いしており、今後も引き続きお願いしていきます。
hanasoukai-daiyonfukusinokai02.jpg◆精神疾患を持っている患者が精神科以外の病気になった場合、市民病院は受け入れてくれるか?
(回答)精神科専門病院は精神科疾患のみだったら受け入れてくれますが、精神科疾患の他に内科的疾患があると受け入れてくれません。当院は精神科疾患があっても、他の疾患の治療が必要であれば、その疾患に対応します。

◆医師不足について、昔はある病院はある大学の関連病院と言われていてその大学の出身者が上司の命令で市民病院に来ていたようだが、現在もそうなのか?
(回答)現在、それは一部の科です。当院の医師は既にいろいろな大学から来ています。医師不足の解決には、地元出身者に来てもらうことが一番良いと思います。近所に医学生を持つご家庭があれば、地元へ戻って欲しいと頼んでください。また、榛南地域からの患者増に伴い、7対1入院基本料の維持が困難になりつつあります。当院の傍に市立看護専門学校がありますが、1クラス40名中、当院に就職する生徒は20数名です。残りの生徒はよその病院に就職してしまいます。医学生同様、近所に看護学生を持つご家庭があれば、是非とも市民病院への就職を進めてください。

◆先日、孫が熱のため市民病院へ行った。休日だったため休日急患診療所への受診を勧められ、診察してもらい薬を3種類もらった。その後調子が良くならないため、再度休日診を受診したら、病院の救急センターへ紹介された。最初から市民病院で診察してくれたらと感じたが?
(回答)当院の小児科医は3名しかおりませんので、時間外の対応は、入院となった小児患者に限定しています。彼らが疲弊しないように、重症でない小児患者は島田市休日急患診療所や藤枝市にある志太榛原救急センターで診ていただくことを勧めています。今回のように、一度休日急患診療所で診ていただいた後、具合が悪くなることがないとは言えません。その場合は、当院の救急センターで対応します。小児の熱で注意をしなければならないのが髄膜炎で、熱性痙攣が起ることもあり、入院して治療します。少ない小児科医で診療している状況をご理解ください。

◆ヘリポートの整備が近隣住民の反対があってできないということだが、人の命を助けるためには必要なもの、病院が計画を進めて整備してはいけないのか?
(回答)航空法の規定により1人でも反対者がいればヘリポートは造れません。ヘリコプターが飛ぶことにより、騒音や砂埃、強風が発生するため病院近隣住民の方々は不安に思われています。時間はかかると思いますが、ヘリポートを確保するため努力していきます。

◆最近、入院している期間が短くなり、まだ入院していたいと思っても退院させられてしまうのはなぜか?また、新病院建設に伴って現在の病院を長期に療養ができる病院にすると市長は言っているがそうなのか?
(回答)救急患者や榛南地域からの患者増に対応するため、常に空きベッドを確保しておかねばなりません。そのため、入院期間が短くなってきています。このような状況をご理解ください。新病院建設後、現病院をすべて残すことは駐車場確保の観点から困難と思います。一部のみ残すということでしたら可能かもしれません。

院長と話爽快アンケート結果
*数は未回答もあり全体数と一致しない。
アンケート回答者19名(男13名 女5名 性別未記入1名) 
年齢回答者18名 平均年齢 67.6歳(最少56歳 最長76歳) 
男67.9歳(最少60歳 最長75歳) 女66.6歳(最少56歳 最長76歳)

1.話の内容について
①よくわかった 18名
②わからなかった 0名
・状況説明だけで病院、市、患者で経営をどうするのかもっと話すべきである。

2.病院改革プランについて(広報5月1日号掲載)
①知っている 13名
・職員の質向上に厳しさが必要ではないか?
・公立病院なので、多少の一般会計からの繰入は理解できる。
・入院外患者を増やすため、コミュニティーバスを病院中心に運行したらどうか?(菊川市)
・特定の診療科を病院のメーンとする。(例、心臓関係・静岡市立、整形・静岡済生会)
・医師業務の中で看護師に移行できるものがあると思う。(医師の負担を減らすため)
②知らない 5名

3.新病院建設について
①建設すべき 9名
・老人の長期療養施設の必要性のため。
・医師確保が絶対条件となる。そのためには最新の医療機器と設備が必要と思う。医師の過重労働を避 けるためにも必要と考えます。
・ヘリポートを備えた病院建設が必要。
・精神科の入院体制を整えてほしい。
・高齢化の中、介護ステーションのような設備がほしい。
②建設すべきでない 4名
・厳しい現状の中、医師の確保を考えると建設すべきではない。
・説明内容の厳しい状況では無理。
・赤字ばかり増えて、榛原病院の二の舞。
・志太榛原地区で拠点病院となるものを先に建設すべき。
③わからない 5名
・高齢化、災害、病気の多様化、集団感染等ますます病院の重要性が求められる。勤務医の確保と設備 の充実をしてほしい。
4.ご意見ご要望をお聞かせください。
・パワーポイントを使った説明はとてもわかりやすく、病院の現状が理解できた。
・種々の問題点を知ることができ、勉強になった。
・委託費の多さにびっくりした。市民としてできることはないのでしょうか。
・国公立大学医学部は、卒業後10~20年勤務医を義務付けることはできないのでしょうか。
・現病院は耐震性に優れていますか。建設費用も莫大で大変だと思いますが、生命を守る病院を最優先すべきと考えます。
・非常に難しい問題が多い。ヘリポートは必要。労働条件、勤務実態は常識を超えていて大変。
・市補助金の援助は仕方ないと多くの市民は考えると思う。
・ヘリポートは必要だと思う。
・ヘリポート反対理由は何か。
・市民病院のビジョンが感じられない。どのようにしたいか説明してほしかった。
・新病院を建てるより今ある病院を充実させることが重要。精神科、産婦人科をぜひとも設置してください。
・新病院には入院可能な精神科を。糖尿病、水中毒等発症した時に受診、入院できるようしてもらいたい。
・市長の話とは本質的に違うと感じた。
・私の知っている若い医師は土日も出勤している。家族を持っているので大変。母子家庭と同じ。
・開業医は患者から開放されたいと云う。診療所と病院の役割、医薬分業等現在の制度についてPRしたらどうか。診察券の統一化(市内)をして、服用している薬剤名を入れる。

◆2009(平成21)年11月26日(木)午後7時~ 上野田公会堂(上野田町内会)

日時:平成21年11月26日(木)午後7時~8時30分
場所:上野田公会堂
相手方:上野田町内会 30名

hanasoukai-kaminoda01.jpg<説明要旨>
新型インフルエンザ動向
◇ A型インフルエンザの検出率が伸びている。入院患者では5~10歳の子供が多く、子供に影響が出やすい印象。入院患者の症状は軽い肺炎や脱水症状。ワクチンは足りない状況。

<質疑応答要旨>
hanasoukai-kaminoda02.jpg◆新型インフルエンザワクチン接種による副作用は心配ないか。
(回答)医療従事者への接種が行われたが、院内でひどい副作用が出たとは報告を受けていない。しかしワクチン接種には副作用の危険性はつきものである。また、免疫力を高めるものを入れた外国産のワクチンでは副作用が出やすい可能性がある。

◆紹介状がないと病院受診はできないのか。
(回答)診療科による。科によっては医師が少なく、全ての方を診療しきれない状況である。無理を強いれば医師は辞める。但し、本当に具合が悪いと思われる場合は申し出て受診するように。緊急を要すると思われる場合は、救急車を呼ぶように。

◆新病院を建てれば医師を集められるのか?
(回答)それはない。榛原総合病院を見ても分かるとおり、建物は関係ない。逆に病院が新しいほど借金を返すためにこき使われるので、医師は敬遠する可能性がある。

◆電子カルテの導入効果がないのになぜやめないのか?
(回答)私はやめたい。しかし、止めると、診療報酬請求書(レセプト)を作成できなくなる。仕方なく、電子カルテを続けざるを得ない。

◆私の母は10年ほど前、癌で亡くなったが。治療中、一時帰宅していた際、夜間に具合が悪くなり救急受診した。その際、皮膚科の医師が診察したが、よく分からないと言われ、帰宅させられた。このような患者の引継ぎはされないのか?また、夜間でも専門医を置いてもらいたい。
(回答)当時の皮膚科医は、卒後直ちに皮膚科に入局したので、皮膚科以外の分野の経験に乏しかったと思われる。現在の当直医は研修医を含め3人体制で行っているが、臨床研修期間中は広く内科・外科系の診療科を研修するので、このようなことはない。また、当院受診中の方が夜間救急を受診され、不明な点がある場合には担当医と電話連絡することは可能。しかし、専門医を常に当直業務に従事させることは不可能であり、また、担当医を逐一呼び出せば、医師は辞めていく。病院に時間外であっても、常に完璧な医療を求めれば、医師が去り、病院が潰れる。時間外の対応に多少の不満はあっても、過剰な要求をしなければ、病院は存続する。

院長と話爽快アンケート結果
*数は未回答もあり全体数と一致しない。
アンケート回答者29名(男18名 女9名 性別未記入2名 年齢回答者25名)
平均年齢 59.2歳(最少38歳 最長72歳) 
男58.9歳(最少38歳 最長72歳) 女59.8歳(最少52歳 最長64歳)

1.話の内容について
①よくわかった 26名
②わからなかった 1名
・状況説明だけで病院、市、患者で経営をどうするのかもっと話すべきである。

2.病院改革プランについて(広報5月1日号掲載)
①知っている 11名
②知らない 16名

3.新病院建設について
①建設すべき 3名
・効率化、防災に強い建物になる。
・清潔化を推進する。
・医者や看護師を集めやすくなる。
・高齢者が増加するため。
②建設すべきでない 14名
・地域医療システムと建設の関連付けが不明。
・院長の意見がとても最高でした。
・医師不足でもあり、補充しきれない状態で建設は必要ないと思う。
・経営状態が良くないので。
・建設よりも交通渋滞の解消。
・借金が増えるから。
・建設資金分を医師の充実に回すべき。
・建設ありきで話し合いがされたか不明。もっとオープンに議論すべき。
・建設は無理な経営となる。
③わからない 11名

4.ご意見ご要望をお聞かせください。
・自分で判断すること。院長の最後の言葉が一番最もだと思う。
・新病院は不況の折に血税で建てるのだから、よくよく考えて建設してほしい。
・予約受診時の待ち時間が長すぎる。
・多くの医師を確保して、安心していけるように努力してほしい。
・患者と医師の意思疎通が途絶えないようにしてください。
・医師の仕事が大変ということがわかりました。
・院長の考え方に納得しました。
・病棟の看護師は非常に大変な勤務をしている。経費はかかっても看護師は増やしてほしい。そうでなければ安心して入院できない。
・対応がよく、ベテランと思える医師が退職される場合が多いのは困ります。

◆2009(平成21)年11月5日(木)午後7時~ ハートケアセンターこころ(特定非営利法人こころ利用者等)

平成21年11月5日(木)午後7時~ ハートケアセンターこころ
特定非営利法人こころ利用者等 41名

DSC09579.jpg説明要旨
●市民病院の経営状況
・医業収益を増やし、医業費用を削減して、経営改善に努めている。
・人件費比率が高い。一般的に赤字病院は人件費が高い傾向にある。
・以前は黒字だったが、最近は大幅な赤字。累積赤字が平成20年度末で約47.7億円。
・運転資金が一時は約40億あったが、救急センター建設、病棟改装等で急激に減った。
・電子カルテ導入年から億単位の維持費がかかり、赤字が増えた。
・委託費は10年前の6億円から10億円弱に増加した。委託費の見直しをしている。
・省エネにも努め、省エネで昨年度893万円の節約ができた。
・周辺の公立病院の経営も芳しくない。
・榛原総合病院の診療縮小に伴い、榛南地域からの患者が増えている。

●医師不足について
①医師は少なく、かつ、偏在している。
・医師不足と報じられているが、実態は勤務医不足。
・26年前、厚生省官僚の「医療費亡国論」を基に医師増加に抑制がかかった。
・その結果、日本の人口当りの医師数はOECD諸国平均の3分の2と少ない。
・「都道府県の人口/都道府県にある医大・医学部の数」が少ない都道府県ほど、人口当りの医師数が多い。同じ、都道府県内であっても、都市間の差もある。
②病院医療における医師の負担増→勤務医から開業医への転身増加。
・日本の医療費は安く、質は高いとWHOが評価した。それは、病室は大部屋で、医師が海外からクレイジーと言われるほど、過酷な勤務に耐えているから。
・昔は自宅で亡くなる人が多かったが、30年前に逆転し、8割以上が病院で亡くなる。高齢化も進み、救急搬送も増大し、医師はますます忙しい。
・過酷な勤務の上、以前に比べ、説明等の時間もかかり、訴訟も増え、疲れ果ててしまった。このため、勤務医から開業医への転身が増加。
・新研修制度で研修病院を自由に選択できるようになり、都市部で医師1人当たりの負担が少なく、条件のいい病院を選ぶ医師が増えた。
・その結果、大学病院を選択する研修医が減少。大学は医師確保のため、派遣先から中堅医師を呼び戻し、地方の病院の医師が減少。
・地方では、高度医療の対象になり難い高齢者が多く、腕を磨けないと敬遠されがち。
・都会に比べ、教育・施設・交通環境の劣る地方には来たがらない医師がいる。
⇒地方の病院の医師数減少⇒労働環境の悪化⇒余計、敬遠される(悪循環!)

●病診連携について
・病院受診の経路:① 開業医から紹介状をもらい市民病院を受診(市民病院から開業医への逆紹介もある)。その他、② 救急車搬送による受診や③ 直接受診もある。
・病診連携に力を入れており、紹介数は年々増加している。
・紹介状は患者の経過や状況がわかるので重要。
・地域内でクリティカルパス(治療の行程表)を作成し、専門医、開業医、患者間で情報の共有を進めている。
・複数の疾患がある場合、複数の医院への通院は大変。市民病院なら同日に複数科受診が可能。しかも、再診料は一つの科分だけで済むので、病院には不利であるが、患者さんには有利。

●病院からのお願い
・医療には限界があり、過剰な要求は控えていただきたい。
・地域に病院があることはかけがえのない財産と思ってほしい。
・医師が疲れきって去ることがないよう、少しでいいので感謝の念を持っていただけるとありがたい。

●災害時の対応について
・当院は救護病院(市指定)、災害拠点病院(県指定)になっており、災害時に市民の救助に努める責務を負っている。
・災害時には患者が集中するので、トリアージ(ふるいわけ)を行い、当院で対応できない重傷患者をヘリコプター等により広域搬送する。
・災害時には、重傷者を助けることを主眼に医療資源が投入される。
・地震の注意情報や警戒宣言が発表されると、当院では災害対策本部を立ち上げる。地震が起こった場合には、震度4以上で本部を立ち上げる。実際、本年8月11日の地震時には本部を立ち上げて対応した。
・災害拠点病院として、ヘリポート完備が必須条件。災害時には、他府県からDMATという医療応援チームがヘリコプターで駆け付けてくれる。また、重傷者をヘリコプターで広域搬送できる。ヘリポート整備計画を進めているが、病院周辺住民の反対意見がある。整備できなければ、災害時に必要な医療が遂行できず、市民の犠牲が多くなる。そうなっては困るので、是非ご理解・ご了承いただけるよう努力していく。

●インフルエンザ動向
・8月下旬に増えたが、一時、下火になり、10月中旬からまた増え出した。
・小児の罹患が多い。当院の小児科医は3人。重症者はこども病院にお願いしている。

●精神科救急
・近隣の精神科病院は、別の疾患を合併しているとなかなか受け入れてもらえない。
・当院で初期対応するが、その後は精神科医のいる病院でないと治療は難しい。
・精神科医の確保が難しくて苦慮している。

質疑応答要旨
・地域に開業医が少ない。紹介状が必要といわれ、市民病院へなかなか行けない。
 ⇒紹介状がなくても診療拒否はしない。ただ、医師不足の現状では昔のように来るものは拒まずというのは困難。また、病状等の情報は必要。
・漢方内科は紹介状が必要か。
 ⇒紹介状はいらない。
・勤務医の労働は過酷。政治的解決が必要。自治体病院の会で国に訴えることが必要。
 ⇒ご指摘のとおり。医療が話題になったのは、今回の選挙が初めてではないか。全国自治体病院協議会の会長は中医協の委員。発言してくれる。政権が変わり、厚労省にも変化のきざしがあるし、期待している。
・NHKの番組でへき地の診療所で働く医師の姿を見た。何でも診てくれ、周りの人間もありがたいと感謝の気持ちを表し、とてもいい番組だった。
 ⇒何でも見ようという若い医師も出てきた。今の医療は専門化して、専門外を見ないという問題が生じている。当院の研修医はいろいろな科を回り修練を積んでいる。自画自賛になるが、2年次の研修医はたいしたもの。どこに出しても恥ずかしくない。
・昔の志太榛原地区の公立病院はバランスが取れていた。開業医との連携も必要だが、4病院で連携できないか。今日の院長の話を聞くと共倒れしそうな印象を持った。また、新病院の構想があるが、展望はどうか。
 ⇒新病院建設に向けて、資金を年間5億円、10年で50億円貯めたい。そうでなければ資金的に困難と思う。連携については、焼津、榛原とはやってきた。志太榛原地区は2病院でいいと思うが、大学医局や自治体間の問題があり、統廃合は難しい。
・市民病院の外来待ち時間は2時間以上、3時間もあった。短縮してほしい。
 ⇒医師不足のなか、予約なしの患者も診るので時間がかかる。申し訳ないが現在すぐの解決は難しい。
・態度の悪い看護師がいた。患者目線で対応をお願いしたい。
 ⇒申し訳ありません。改めるよう指導します。苦情はどしどし言っていただいたほうが、改善に取り組める。

◆2009(平成21)年8月18日(火)午後7時~ 保健福祉センター(保健委員協議会)

平成21年8月18日(火)午後7時~ 保健福祉センター
保健委員協議会 65名(うち健康づくり課職員8名)

hanasoukai_20090818.jpg説明要旨
●市民病院の経営状況
・以前は黒字だったが、最近は大幅な赤字。累積赤字が平成19年度末で約40億。
・運転資金が一時は約40億あったが、救急センター建設、病棟改良で急激に減った。
・電子カルテ導入から億単位の維持費がかかり、赤字が増えた。
・委託費は10億円で、医業収益100億の1割に達する。しかし、それに見合う人員・給与削減を伴わず、民間企業からみると、考えられない状態。
・周辺の公立病院の経営も芳しくない。
・榛原総合病院は指定管理者を公募したが、応募がなかった。

●地方に医師が集まらない理由
 背景 
①医師は少なく、かつ、偏在している
・医師不足と報じられているが、実態は勤務医不足。
・26年前、厚生省官僚の「医療費亡国論」を基に医師削減が進められた。
・その結果、日本の人口当りの医師数はOECD諸国平均の3分の2と少ない。
・「都道府県の人口/都道府県にある医大・医学部の数」が少ない都道府県ほど、人口当りの医師数が多い。同じ、都道府県内であっても、都市間の差もある。

②病院医療における医師の負担増→勤務医から開業医への転身増加。
・日本の医療費は安く、質は高いとWHOが評価した。それは、病室は大部屋で、医師が海外からクレイジーと言われるほど、過酷な勤務に耐えているから。
・昔は自宅で亡くなる人が多かったが、30年前に逆転し、8割以上が病院で亡くなる。高齢化も進み、救急搬送も増大し、医師はますます忙しい。
・過酷な勤務の上、以前に比べ、説明等の時間もかかり、訴訟も増え、疲れ果ててしまった。このため、勤務医から開業医への転身が増加。
・新研修制度で研修病院を自由に選択できるようになり、都市部で医師1人当たりの負担が少なく、条件のいい病院を選ぶ医師が増えた。
・その結果、大学病院を選択する医師が減少。大学は医師確保のため、派遣先から中堅医師を呼び戻すようになった。
・地方では、高度医療の対象になり難い高齢者が多く、腕を磨けないと敬遠されがち。
・都会に比べ、教育・施設・交通環境の劣る地方には来たがらない医師がいる。
⇒地方の病院の医師数減少⇒労働環境の悪化⇒余計、敬遠される(悪循環!)

●病診連携について
・病院受診の経路:①開業医から紹介状をもらい市民病院を受診(市民病院から開業医への逆紹介もある)。その他、②救急車搬送による受診や③直接受診もある。
・紹介数は年々増加している。
・紹介状は患者の経過や状況がわかるので重要。薬手帳も大切。
・開業医にかかっている方が、時間外で、直接市民病院を受診する場合は、後で紹介状をもらっている。
・心臓疾患等、早く専門医の受診が必要な場合もあり、受診経路の判断は一概に言い切れない部分がある。基本は開業医⇒市民病院だが、「これは急がないと」と患者が判断した場合は直接受診もやむを得ない。
・地域内でクリティカルパス(治療の行程表)を作成し、専門医、開業医、患者の情報の共有を進めている。
・複数の疾患がある場合、複数の医院への通院は大変。市民病院なら同日に複数科受診が可能。しかも、再診料は一つの科分だけで済むので、病院には不利であるが、患者さんには有利。
・今後、人口減少、高齢化が進むと在宅医療が重要になる。今から体制を整えていかないと大変。

質疑応答要旨
・知らないことが多かった。市民に望むことは具体的に何か。地域に説明したい。
⇒診療所にかかっている場合、紹介状をもらって受診してほしい。但し、緊急時は紹介状なしの受診もやむをえない。経過や状況の情報が必要。紹介状と薬手帳、両者持参がもっとも望ましいが、薬手帳だけでも助かる。時間外受診はやむを得ないと思っている。正直、若い医師等の負担が増えるが、救急搬送の半分が入院になっているので、手遅れになるのではという心配があるときは、救急車要請は仕方がないと思う。ただ、若い医師の負担を減らすように安易な時間外受診は避けてほしい。また、医療には不確定な要素があり、常に100%の満足が得られるとは限らないということを理解してほしい。

・診療所より市民病院という意識が強かったが、最近の状況で行きにくくなっていた。やはり直接行くよりは紹介状の方が良いか。
⇒ある程度かかっている人は紹介状。そうでない人は直接来てくれてもよいと私個人は考える。ただ、「気楽にどうぞ」と言えるだけの医師がいない。志太榛原医療圏の人口約47万に4公立病院、岐阜県大垣市民病院は人口40万人に1病院。去年視察したが、黒字病院。コンビニ受診OK。研修医を16人採る。2年で32人。40万人に1病院なので、患者がたくさん来て大変だが、腕が磨けるので研修医が集まる。常勤医も確保されており、多くの患者を診ることができる。事務職も優秀。島田市民病院では市職員の定期異動があり、専門職が育ちにくい。異動しない事務専門職が必要。

・赤字原因の1つは、電子カルテとのことだが、戻すことはできるか。
⇒私はやめたいが、電子カルテがないと請求書(レセプト)が作れないので、戻れない。

・委託料の増大も赤字の原因というが、委託業務の種類は。
⇒器械等保守、医療事務、給食業務、保健清掃・洗濯委託など。救急センターのエアコン保守だけで、年367万円もかかる。委託費の見直しをしている。減額の余地があるので、経営改善に繋がる可能性がある。

・市民病院の耳鼻咽喉科がなくなった。藤枝へ行ってくれといわれた。病院を統合できないか。税金の節約になる。
⇒おっしゃる通り、統合がいい。志太榛原医療圏には公立病院は2つで十分。ただ、理屈はそうだが、医局の問題がある。掛川・袋井市立病院は同じ名古屋大学の系列なので、統合に進むことができた。志太榛原医療圏にある4つの公立病院は、3つの大学系列に属する。その統合は、非常に難しい問題。

◆2009(平成21)年7月15日(水)午後7時~ 大柳公民館(大柳自治会)

平成21年7月15日(水)午後7時~ 大柳公民館 大柳自治会 27名

DSC09022.jpg説明要旨
●当院及び周辺病院の状況
・以前は黒字だったが、最近は赤字が続き、累積赤字が約40億。
・患者数も減っている。周辺の公立病院も同様の傾向にある。
・未収金が約1億5千万ある。
・榛原総合病院の指定管理者移行に係る説明会資料では、累積赤字が100億を超えている。
・公立病院には市から繰出金という資金が出るが、財政的に限界がある。そのため、榛原総合病院は、病院経営を民間に任せることにした。
・榛原総合病院のWebサイトによると、「公募は7月末まで。9月から指定管理者による運営開始予定」となっている。

●医師不足
・医師不足と報じられているが、実態は勤務医不足。
・日本の医療費は低く、質は高いとWHOが評価した。医師が海外からクレイジーと言われるほど、過酷な勤務に耐えているから。
・昔は自宅で亡くなる人が多かったが、30年前に逆転。現在、8割以上が病院で亡くなる。高齢化も進み、救急搬送数も増大し、勤務医はますます忙しくなった。
・過酷な勤務の上、説明等に費やす時間も長くなり、訴訟も増え、疲れ果ててしまった。
・26年前、厚生省官僚の「医療費亡国論」を基に医師削減が進められた。さらに、新研修制度で研修先を選べるようになり、大学での研修希望者が減少。大学の人手を補うため、派遣先から医師が呼び戻された。
・子どもの教育のため、地方に来たがらない医師がいる。

●理解してほしいこと
・医療には限界があり、すべて100%満足が得られるとは限らない。
・医師確保は極めて困難。政治家でもすぐに解決できない。
・大学が地方病院を支援することが難しくなっている。
・志太榛原地域には新幹線の駅がなく、交通の便では不利。それでも、この地域にいる医師はありがたい存在。

質疑応答要旨
・患者数の減った原因は。
 ⇒正確にはわからないが、がん患者の一部は静岡市内や県立がんセンターへ行っている。自己負担増で受診を控えている部分もあるかもしれない。

・40億の赤字を減らす方法は。
 ⇒国が診療報酬を削減しており、黒字にするのは不可能と思っている。自治体病院は市で運営しており、給料は年功序列で、人件費削減は容易ではない。入札決定された物品や機器購入価格も、実際には民間病院に比べると高い。そのため、価格の個別交渉をした。赤字を減らす努力をしており、その額が減価償却費の範囲内であれば手元資金が増える。

・未収金の回収は。
 ⇒専従2人で戸別訪問している。事情のある方もいるが、お金があっても払わない人がいる。法的手段を考えている。最近は、早目の対応で、新規の未収金額は減少している。

・医師不足解消方法は。
 ⇒病院の統合がいい。人口規模を考えると、志太榛原医療圏に2病院くらいでいいのでは。ただ、地域エゴで統合は困難。岐阜県大垣市立病院は医療圏40万人に1病院。コンビニ受診も受け入れるほど医師がいる。勤務は大変だが、腕が磨けるし、先が見通せるから頑張れるのだろう。

◆2009(平成21)年6月17日(水)午後7時~ 大川町公会堂(中央第3自治会)

平成21年6月17日(水)午後7時~ 大川町公会堂 中央第3自治会 25名
hanasoukai-ookawa.jpg説明要旨
●志太榛原医療圏内の状況   
 ・榛原総合病院が指定管理者へ移行方針(経営難、医師不足等の問題から)。
 ・焼津、藤枝、島田も同様の問題を抱えている。
●当院の状況
 ・医師の確保は重要課題。
 ・大学の医局だけでは当院の医師確保を支えるのは厳しい状況。
 ・研修プログラム、WEBサイトなど情報提供の充実の努力により、研修医確保ができており、募集を6名から8名に増員したい。今後も医師確保のため、ブランド力アップに努める。
 ・志太榛原医療圏内の病院では経営状況は若干いいが、経費削減など経営改善に努める。

●新病院建設
 ・移転は用地取得も難しいし、時間もかかるので現地建替え。
 ・完成後の病院に長く勤める中堅から若手職員に検討させている。
 ・建設費は借金なので、できる限り質素な病院としたい。

質疑応答要旨
・受診時、別の病気が見つかり、院内の科を受診するのに紹介状をもらうよう、指示され
 た。時間も費用もかかった。患者サービスに心掛けてほしい。
 ⇒申し訳ありません。院内に投書箱もあり、遠慮なくご意見をお寄せください。
・近隣の病院でも医師不足で大変であり、病院を支援する活動が始まっていると聞いた。
 私は市民病院で命を救われた経験もあり、病院がなくなっては困る。医師などの負担を軽減できるよう、コンビニ受診をやめる、かかりつけ医をもつ、医師への感謝など、できることを市民で実行していきたい。
・島田市民病院は研修医に比較的人気があると聞いたが。医師確保はどうか。
 ⇒熱心に教育している。救急疾患を診ることができ、知識、技術が身につく。評判が口コミで拡がる。WEBサイトで細かく情報提供している。研修医を6名から8名の募集に増員したい。ブランド力を高める努力をする。
・新病院建設でなく、補修は考えられないか。
 ⇒1病棟改修するにも上下併せて3病棟休まなければならないので大幅な減収になる。
  改修費用も高額。建替えの方が効率的。古い建物は耐震強度が不足している。
・新病院建設についてどうか。
 ⇒合併特例債を利用して財政状況が許せば建てるべき。この時期以外に建てる時はない。
  建替えなければ、将来、病院の存続も危ぶまれる。
・7対1看護基準とは何か。
 ⇒患者7人に対して看護師1人。以前は10対1。手厚い看護をして病院の収入も増える。
・看護師の数は足りているか。
 ⇒ぎりぎり。
・院長と直接話せて、病院の実状もわかりよかった。ぜひ続けてもらいたい。

文責 経営企画課
最終更新日 2016-12-06