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臨床検査室

病理・口腔病理検査室

 病理・口腔病理検査室では、病理診断医と臨床検査技師(6名その内2名は細胞検査士)が協力して病理検査を行っています。病理検査には、病理組織検査・細胞診検査・病理解剖の3つがあります。
1)病理組織検査
手術で摘出された臓器や、胃カメラ・大腸内視鏡・気管支内視鏡などで採取された臓器の一部を顕微鏡で観察できるように処理をして、病気を診断する検査です。
標本の作製を臨床検査技師が行い、病気の診断を病理診断医が行います。

2)細胞診検査
子宮頚部や肺気管支鏡で上皮を擦過して採取した細胞や、尿・喀痰・胸水・腹水中などにある剥離した細胞の中に病気の原因(癌細胞や一部のウイルス・真菌など)になるものを顕微鏡で見つけ出す検査です。細胞検査士と病理診断医が検査を行います。

3)病理解剖
亡くなられた患者さんに対して治療効果や原因究明を目的に解剖を行います。
臨床検査技師の仕事は解剖の補助業務です。
年間4~5回解剖症例のCPC(臨床と病理の症例検討会)も行っています。

実際に使用している機器を紹介します。

【クリオスタット】

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-20~-30℃の超低温で薄切する装置です。手術中の迅速診断検査や蛍光染色用の薄切を行う時などに使用します。今年新しい機器に替わりました。


【モジュールティッシュプロセッサー】

2017byouri_3.jpg病理組織検査において標本作成に必要な検体の固定・脱水・脱脂・パラフィン浸透の処理工程を一つの処理槽内で自動的に行う装置です。

【自動免疫染色装置】

免疫染色を行う装置です。  
ベンチマークXT
2015_byouri_3.jpg《免疫染色とは》
組織標本の中にある、或る「タンパク質」の場所を目で見えるようにするための染色方法です。目的とするタンパク質(抗原)にだけくっつく事が出来る物質(抗体)を使います。この免疫染色を数年前は完全手作業で行っていましたが、現在は写真のベンチマークXT君に染色作業を任せています。

2017byouri_5.jpg

【病理検査室必須アイテム(標本作製)~その1~ ミクロト-ム】

2017byouri_6.jpgミクロト-ムとは顕微鏡での観察に用いる試料を極薄に薄切するために用いられる器具です。重量は23kgと重く、安産型の体型をし、上部には替え刃を搭載し、この替え刃を滑らせてことにより極薄の試料を作成することが可能となります。その薄さは、通常2~3μ(1μは1/1000mm)です。いわば職人技の仕事といえます。

【病理検査室必須アイテム~その2~ 光学顕微鏡】

2017byouri_7.jpg光学顕微鏡とは、試料に光を照射して透過光などの試料が発する光をレンズによって結像させて観察する装置です。通常の倍率は数十倍~数百倍です。また、この光学顕微鏡のように同一試料を複数の技師で観察し情報を共有することにより、ディスカッションを行うことが可能となります。

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文責 臨床検査室
最終更新日 2017-09-14