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脳卒中科

脳卒中の入院患者さんを専門的かつ多面的に治療します。

  脳卒中とは、脳の血管に何らかの事件が起こって意識障害、半身麻痺、言語障害などの神経症状が出現するものを言います。脳の血管が詰まる脳梗塞、脳の血管が破れる脳出血を含めて脳卒中と総称します。
  多くの場合は、今まで何も症状のなかった人が突然に半身麻痺や言語障害などを起こして発症します。特にくも膜下出血では、今までに経験したことのない突然の激しい頭痛に襲われます。脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血では1/3の症例は救急受診前後に死亡、1/3は入院するものの全身状態が不良のため外科的治療には至らず死亡、外科的治療を受けることができるのは残りの1/3の症例に限られます。後遺症なく社会復帰できる症例は更に少なくなります。
  脳動脈瘤の外科的治療には開頭手術による動脈瘤クリッピングと脳血管内手術によるコイル塞栓手術の2通りの外科的治療があります。手術の危険性はほぼ同等ではありますが、動脈瘤の再破裂予防の確実性はクリッピングが僅かながら優れています。クリッピングは脳実質・全身に対する侵襲が大きいので高齢者や全身状態が不良の症例では手術が困難な場合があります。
  一方では脳動脈瘤の発生部位や形態によってはコイル塞栓術が困難な場合がありますので、クリッピングを選択することもあります。私ども島田市民病院では2015(平成27)年4月現在、脳神経外科常勤医師は4名おりますが、全員が日本脳神経外科学会の専門医資格を持っており、3名は脳卒中学会の専門医資格も持っております。
 更に日本脳神経外科血管内治療学会専門医も2名が常勤しておりますので、クリッピング/コイル塞栓術のどちらかの治療に偏ることなく症例の年齢・全身状態・動脈瘤の部位と形態などを考慮して最適の治療法を選択しております。

  2004(平成16)年1月~2014(平成26)年12月の11年間で脳動脈瘤クリッピング213例(その内55例は未破裂動脈瘤)、脳動脈瘤コイル塞栓術82例(その内25例は未破裂動脈瘤)の計295例の脳動脈瘤に対して外科的治療を行っております。
  最近のマスコミに報道されているt-PAは脳梗塞超急性期の新しい治療手段として、我が国では2005(平成17)年9月に認可されました。2012(平成24)年6月までは発症後3時間以内にt-PAを投与しなければならないと云う制限がありましたが、それ以降は発症4.5時間以内に緩和されておりt-PAの適応は広がっております。t-PAで再開通困難な脳動脈閉塞に対しては2011(平成23)年以降は私ども島田市民病院でもメルシーレトリーバ、ペナンブラ、ソリティアと云った新しい脳血管内手術システムを使って治療を行っております。
  島田市民病院では脳神経外科・脳卒中科だけではなく、他の診療科の若手医師との協力体制のもとに脳卒中の即時対応による診断・治療を実践しております。

職名 氏名 卒業年 学会専門医資格等 備考
院長 村田敬二 S54

日本脳神経外科学会専門医
日本脳卒中学会専門医
日本脳神経血管内治療学会専門医
ボツリヌストキシン療法研究会講習実技セミナー参加済
rt-PA適正使用講習会受講済
静岡県身体障害者指定医(肢体不自由、言語障害) 

病院長
第3診療部長
脳神経外科兼務

部長 山内滋 H9 日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本脳神経血管内治療学会専門医
rt-PA適正使用講習会受講済
 

脳神経外科兼務

医長 山形桂司 H14 日本脳神経外科学会専門医
日本脳卒中学会専門医
日本脳神経血管内治療学会専門医
rt-PA適正使用講習会受講済

ISLS(脳卒中初期診療コース)受講済
ボツリヌストキシン療法研究会講習実技セミナー参加済
静岡県身体障害者指定医(肢体不自由、言語障害)
 
脳神経外科兼務
部長 松岡良太
H7 日本内科学会認定内科医
日本救急医学会専門医
日本循環器学会専門医 
rt-PA適正使用講習会受講済
 
循環器内科兼務
救急科兼務
医長 浦野裕美子 H16 日本脳神経外科学会専門医
日本脳卒中の外科学会会員
ISLS(脳卒中初期診療コース)受講済
rt-PA適正使用講習会受講済
 
脳神経外科兼務
医長 金城雄太 H21 rt-PA適正使用講習会受講済
 
脳神経外科兼務


文責 脳卒中科
最終更新日 2017-02-07